2018年10月5日金曜日

10/4

会社を休んだ。
理由は単純で、朝起きたときの頭のぼんやりした感じが労働を拒否していたから。風邪っぽくはあったが休みの連絡をしたあと、風邪ではないのかもと気付いた。ただ頭も体もぼんやりしていた。もう本当にそういうところがある。スポット派遣とか、労働を体が求めているというときにだけ働きたい。ずっとデスクワークが続いてコミュニケーション不足とか運動不足に悩んでいるせいか、いまは治験とか肉体労働をまたやりたいという気持ちが続いている。

昼に近い朝、冷蔵庫にあったヨーグルトにフルーツグラノーラを混ぜて食べた。少しだけギターを弾いて気分が良くなっていて、こういう日がしばらく毎日続けばいいなと思った。
遠くに住む彼女に勧められて買ったマンガを読んだ。A子さんの恋人。どういう気持ちで勧めたんだろう、と思いながら読んでいた。一巻の途中だけどグイグイ来る。なんとなく先日のポストと重なるが、阿佐ヶ谷に住んでみたいという思いに囚われる。
少し読んだあと、近所のセブンイレブンに行った。4種のチーズカルボナーラとコーラとホワイトチョコラングドシャを買った。物足りなかったけどこれくらいで済ませることができて本当に良かったと思った。食べる前に煙草を吸う我慢の弱さを克服し、食べてから本当にうまい一服だけを心待ちになれたらと思う。

ぼんやりして昼寝をしたら夜になっていた。しばらくテレビをみてだらっとしていたが、このままじゃいかんと一念発起して外に出た。外に出れるレベルの寝巻きを着ていてよかったと思った。
外に出たとはいっても徒歩二分の老夫婦が営むお好み焼き屋に入った。前から知ってはいたけどなかなか入るのに勇気がいる実家みたいなお店って近所にないですか。それです。
入ったら入ったでテレビを見ながら世間話に花を咲かせた。初めて食べる明石焼きも、あとネバネバの…なんだっけ(帰って調べてみたら「ぎばさ」というのが一番それっぽい気がするけどもっとなんかサ行っぽい名前だった気がする)も、イカの煮込みもうまかった。また行きたい。実家!という感じ。

明日はちゃんと働きます!そしたら三連休だ(台風が来るとか言ってるが台風が来ようが休みは休みだ(ふだんも家出ないし))


追記:「ぎばさ」ではなく「じゅんさい」でした

2018年10月3日水曜日

10/2, 3

少しだけ長い夜だった。
最寄駅の近く行きつけの中華屋に一人で入った。席が空いていないからと大人数の座敷に通された。注文した料理が届くまで少し持て余していたのでその直前に買った雑誌をめくった。
いまアジアから生まれる音楽、 の特集は表紙に印字されているだけでなんとなく熱量があった。アジアという単語に熱を帯びたように思うのはおそらく癖で、気温や湿度、また発展途上国のめまぐるしさみたいな刷り込みがあるかもしれない。soundcloudで耳にするアジアのどこかの若者が作った音楽はもはやそのような印象を感じさせず、クールで無国籍で、母語で歌われる歌詞だけがその土地を感じさせる。


地元の友だちから連絡があって、店を出て家に帰ってから電話をした。どうやら、数人で同じ家に集まって餃子を作って酒を飲んでいるようだった。
何気ない話はお決まりの調子で進んでいき、アルコールが染み渡っていくのを電話越しの声色に感じ始めた頃、身勝手な物言いにだんだんと苛立ちが抑えられなくなって静かに怒ってしまった。
「帰ってこいよ」「東京がそんなに楽しいか」フィクションで散々聞き飽きた、と思った。身勝手な物言いをするときは、身勝手な物言いを自覚してその上で言ってほしい。そういう言葉を出すときに、親切心とかを盾にしないでほしい。ずるいと思う。相手の事情に寄り添わないで放たれる言葉はグサグサと刺さっていやだ。
東京にもずっといるとは思えない。
かといってこんなことがあるととても帰りたいと思えないし誰とも会いたくない。
荷物をすべて実家に送り返しアパートの部屋を引き払い携帯を解約し、誰にもなんにも伝えず一人であちこちぶらついてみたいという気持ちになる。なった。

夜遅くまで電話は続いたが、こちらの話は耳を貸されたり貸されなかったりして不毛だった。言いたいことだけ言わないでほしい。それを会話と思わないでほしい。
電話を切ったあとに胸に残ったもやもやを流すみたいにシャワーを浴びた。
床につく頃にはほとんど明け方で、寝不足から卑屈になるしまどろんでばかりで仕事にならないし最悪の一日だった。

仕事を終えて最寄りに着くなりスーパーで材料を買って即帰宅、いつぶりか忘れてしまうくらいの自炊をした。取るに足らない日のこと書き残しておきたくなるのなんなんだろう。

2018年9月3日月曜日

ゴア

複雑でいいものを作れる友達見てるとおれもそういうのがいい…、と無理して追従しようとするけど自分は単純でいいものを作っていくしかなさそうだなと思う。
これは諦めではなく、長いあいだどうしようもなかった自尊心に折り合いをつけることができたということです。というかそうであってほしい。

どうやら夏の終わりが迫っていて、今日の帰り道は少し肌寒かった。

2018年8月6日月曜日

ブロガー 安全 すべての投稿

久しぶりに日曜日の夜に誘われて新宿に行った。
だいたい月曜日を考えて、日曜は夕方あたりには外に出なかったのだけれど金曜日、土曜日と外で過ごし続けたために勘が狂ったよう。

よく行く店で、なんか話して楽しく過ごしたけれど、やっばり話の端々に今の自分の不甲斐なさというか、何もやらないことで高みから物を話せる居場所を保っているということに対する小さな苛立ちを感じた。
この前、お茶の祭典の小林が大好きなバンドの自主企画に行って酔っ払って、強く感化されて電話してきて、続けなければいけない、というような話をしたときに感じた苛立ちと全く同じ種類の小さな苛立ちだった。やってない人間が何の攻撃も受けない場所から色んなことを言って溜飲を下げるな。やった人間、やり続けた人間だけが言える言葉がある。
柴田聡子の遊んで暮らしてという曲に、「季節はくるより行くばっかりで 犬も食わない幸せな朝」という苦虫を噛んだような顔で反応してしまう歌詞があるけれど、今まさにそういう感じで一年近く東京の片隅に身を置いているんだなと思う。やらなくちゃと思う。
言葉は重いけど、言葉の出元によって重力は変わるんだよと思う。やらなくちゃ、と思ってる人間の言葉なんか全く信用できない。何かを成そうが失敗しようが、やった人間の言葉にしか重力は作用しない。

そんなことを思いながら終電に乗って最寄駅から家まで歩いていたところ、人気のない道で走っていた車が目の前で停まり運転席側の窓が開いた。成金っぽい車から成金っぽいおじさんが声をかけてきて、名刺と高い時計を渡す代わりに飲み代をくれと頼んできて怖かった。
日曜日の夜に出かけ、新宿で酒を飲み終電でとぼとぼ帰っていると珍しいこともあるもんだ。
飲み代をくれと言われるまでは名刺と時計を貰おうと思ってしっかり話を聞いて手渡された化粧箱を握りしめていた貧乏性を嘆くとともに、自分は狙われさえすれば詐欺屋のチョロいターゲットだと思った。ねます

2018年7月9日月曜日

葛飾ラプソディ

・7/8
だらだらと金曜日から過ごし続けて少し夏バテに近い症状が出てきたので、日曜日の明け方に思い立って外に出た。少し長い散歩をするか、コンビニで適当な食べ物でも調達して家に帰るか、と悩んだけれど、コンビニに寄って外で煙草を吸っていると、外は朝の4時を回ったばかりなのに少し明るみ始めていて、きれいな女の人が犬の散歩をしていた。
小さな犬は全く言うことを聞かず、女の人は引きずるように犬を連れていた。
東京の朝が早いところが嫌いだ。家に帰っても仕方がない気がしたので、最寄り駅まで歩いてみることにした。

朝4時の東京の空。九州にいた頃には考えられないほど明るい。


最寄り駅が目と鼻の先に差し掛かるあたりで環七にぶつかる。引っ越してきた当初は環状線がどういうものかというのをあまり理解していなかったけれど、いまでは少しだけわかる。空はすっかり日曜日の朝めいていて、遠くまで歩きたいような気がした。長い時間を覚悟して、寝不足の体のまま環七に沿って歩いていくことにした。

やはり大きい道路は利便性の良さからか主要な通りにぶつかる。グーグルマップを開かなくても標識を見ればどこに向かっていくのかわかって面白い。
大きい道だからすぐにコンビニがあるのだけど、コンビニを見つけるたびに灰皿があるかどうかを確認して、あれば煙草を吸ってゆっくりと過ごした。

しばらく歩いていると綾瀬川に差し掛かった。綾瀬といえば有名な事件の起こった治安の悪い場所という印象が強かったが、綾瀬川となると話は違って、10年以上前、まだ小学生だった自分は兄が買ってもらったばかりの携帯電話から流れる音速ラインの綾瀬川という曲を聴きまくっていた瞬間がフラッシュバックした。あの情景はこの濁りきった汚い川を背景に語られていたのかと思うと不思議な感じがした。

おれはジョナサンのフォントが好きだ。

─休日はいつもガストに? 
俺:いつもってほどじゃないですけど、思い出したように来ます。 
─ガストでは何を? 俺:何もしてません。あえて言うならば、ガストをしていますね。 
─ガストを、する? 
俺:そうですね。 
─ありがとうございました。 俺:ありがとうございました。

おれはジョナサンのフォントが好きだ。

そうこうしているうちに足立区から葛飾区に入る。

この「中川」は、葛飾ラプソディで歌われる「中川に浮かぶ夕日をめがけて〜」の中川なんだろうかと思うと胸が熱くなる。

葛飾にはあまりによい名前のスナック(フィリピンパブ?)が多かったので夜に来てみたいと思った。
裸心(らしん)

New 崖っぷち Cin Lee

そうしてかの葛飾区亀有公園にたどり着いたところ、朝まで飲み明かしていた若い男女グループがベンチで騒いでいた(6時過ぎ)のを見た。なんとなくこの街を少し知れた気がして気分が良くなった。


帰りはだるかったので電車で帰りました。

2018年7月1日日曜日

街の導線

街には導線があります。

自分の住む東京都足立区竹ノ塚という街は、都内在住の人が聞くと「知らない」あるいは「危ない」という答えのどちらかが返ってくる街であるというのを知りました。

もともと育った場所がかつて栄えた炭鉱町(今では見る影もないですが)で、とある反社会勢力が根城にしていることやまともに大学進学を想定した高校が二校しかないような街であったせいか、引っ越してきて一年経ってみても大して治安の悪さを感じるようなことは特にありません。が、どうやら治安が悪いと言われる街のようです。

街には大抵、住む人達のライフスタイルに合わせた導線が設定されているものですが、この治安が悪いと言われる竹ノ塚もご多分に漏れず、駅前にはパチンコ、フィリピンパブ、大衆居酒屋が軒を連ねます。

ここのところ金曜日を迎えれば、ようやく休みだ、とほっとしながら帰路につきます。
問題は、金曜に一人浴びるように酒を飲んで泥のように眠り、土曜日にはだらっと一日家で過ごし、日曜日の夕方に倦怠感を抱えたまま「何かした週末」という事実を作りに慌てて外へ出かけることです。
都心に出るのはだるいけれど、少しでもこの倦怠感を晴らすためにはどうしたらよいだろうかという思案の末に隣駅まで歩いて、結局たどり着くのはなんてことのない駅前の大衆居酒屋です。
毎度3000円に満たない程度飲み食いして店を出るのはいいけれど、少しく酔っ払った体で歩いてきた一駅分をただ戻るのはなんだか寂しいような気がして、電車に乗って竹ノ塚まで戻ります。
そのまま家に帰ればいいのになんだか気が大きくなっているせいで、駅前のパチンコ屋に寄って1000円だけ、と言いつつも帰る頃には「マジか」と声を漏らしてしまうくらいに賭けて負けていて、死にたさだけを持ち帰ることになります。
これは何も自分が悪いのではなく、こういう導線が設定された街そのものに問題があるのだと思います。飲んだら行くな、とは一人酔っ払った自分には少々厳しい要求です。
自分の落ち度があるとするならば、わざわざ友達のいる街から離れて一人このような街に住んでしまったことでしょうか。

酒もタバコもパチンコも、認めた国が悪い。
早く消えてしまえば我慢することも苦しむこともないのにな、と思いながら、帰りしなに買ったコンビニのお菓子の味でごまかして明日の仕事に備えて眠ります。つまらない。

2018年6月1日金曜日

2018年3月27日火曜日

随分と間が空きました。
近頃は気候も完全に春のそれで、通りの匂いも少し甘く爽やかで気分がいい。

なぜまた書こうかと思ったのかというと、時折このブログを読み返すことがあるのですが、東京に来てから「これは!」と思える瞬間が去る週末にあったのでこれは3日間のうちに書いておきたいなと思った次第です。

これを契機にちゃんと日々の記録をやっていきたい。
それは、少し前まで早く九州帰りたいと言ってたけど友達が増えるうちにだんだん東京楽しくなってきて、なんか離れたくないなみたいな気持ちが生まれつつあるのですが、しかし彼女は絶対に東京来たくないと言ってて、そうですか、と別れてここに残るのも違うよね感があり、そう遠くない将来に帰るのだろうな、帰った時に読み返してああそういえば東京の暮らしこんな感じだったな、と回顧したりしたくなることを見越して(もうそういうのやめなよという気持ちはある)、またブログ書こうかなみたいな、そういう…

0323
脇山が就職先の研修で東京に来た
秋葉原で待ち合わせてたらちょっと遅れてしまって随分と疲れさせてしまった
自分も大学の時いやいやえんがグッドマンでライブするの見に秋葉原行って、降りた瞬間くさすぎて笑ったの思い出した
落ち合うなり日高屋に向かった
おれ、こっちでこういうとこで一人飲んでるねや、という近況報告の意を込めた
店を移動してまた飲んで、家帰る途中おれが酔いすぎてて途中の駅で間違えて降りたら脇山電車に取り残されて離ればなれになって笑った
なんとか最寄りで合流したら駅前の便所で吐きまくってしまったらしく、並んでた人たちがサッと引いていくというシーンがあったらしい 記憶にない
そのあとコンビニ寄ってうちに帰ったらしく(記憶にない)、家帰ってめっちゃパスタ食ってたらしい(記憶にない)
でもなんかすごい下らない話してた内容とか、かけた音楽とかいちいち覚えてて訳わからず寝。

0324
なぜか早起きし洗濯を始めてしまった。
また下らない話で昼になり、準備して外GO
下北沢に行って古着屋でも見たい、というふだん絶対しないような提案をしてしまうも怖気づいて何もしなかった。
新代田まで歩いてナツノムジナ企画のイベントに行った。
自分はナツノムジナ目当てで行ってたけど、脇山と二人して京都のベランダにメロメロになってしまった。全部最高だったけど、ベランダの時は変なへらへらした顔がやめられず本当によかったな。
そのあとPOWERの面々と飯食いに行くなど、おれも初対面だったけど好きな人たちのこと脇山に紹介できて嬉しかった。全然交わらない脈が交わったようで。
新代田でみんなと別れて、ひとり終電で帰ってたら思わぬ誘いに戸惑いながら高円寺に向かった。ひさびさに名人さんに会えてよかった。

0325
初対面の人の家に緊張しつつ泊まり、昼に起きた。のそのそと帰る道すがら、やけに天気がよくて通りがかった公園すべてに花見の人たちがいた。春を実感した!
春を実感してしまい、最寄り駅に着くなり服を買ったり髪を切りに行ったりして春に追いつかなければ、という気持ち由来の行動を立て続けに起こした。

週末が楽しすぎたゆえ眠りたくなくて、寝不足のまま月曜の朝した 仕事だめでした